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Project Dress APPENDIX (なぜキットにガイガーミュラー管を使用するか?)

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なぜ放射線検出キットにGM管を使用するか?

なぜキットにガイガーミュラー管を使用するか?


一般に放射線を測定する装置として線量計と言われる機器で計測いたしますが、その中でガイガーミュラー管を使用した線量計をガイガーカウンターと呼びます。
線量計の種類として、シンチレーション方式、半導体式、ガイガーミュラー管式の3つに大別することが出来ます。
その中でシンチレーション方式、半導体方式は各部アンプ等の調整や経過時間による特性の変化等で購入後も厳密な測定に使用する機器であれば1年に1度程度の校正が必要になります。
それに比べ一般にGM管式はセンサー部分の特性変化による計数率の変化が少なく購入後もそのままの特性を長期間保持する事が出来ます。
又、GM管の品種により計数率がほぼ決まる為、CPM値で比較した場合無調整でほぼ同等の計数率を再現する事が可能です。 ゆえに再現性を考慮しキットにはGM管を使用しております。
同じGM管を使用してもメーカーや機種、使用用途によってカウンター用のファームウエアで計数方式を変更している為、機種により表示する数値にバラツキが見られます。 当店のエリアモニタは固定場所で放射線量を計測する目的で使用する為、あまり頻繁な数値の上下は適切では有りません。
数値をある程度安定化させる為、移動平均法の時間を短めから長めまで(1分〜10分)までの間で設定変更を可能にしております。(移動平均時間を変更できる機器はあまり無いと思います)
よくいろいろなサイトで、異なる機種の線量比較を行っていますが短時間で線量計の表示値のみで比較しているのはどのようなものかと思います。
放射線は、ある種統計ですから計数率の高い機種と低い機種を同じ時間スケールで比較した場合、決まった時間に多くの放射線を感知できる機種が適切な数値を出しやすく実際の放射線数値の追従性が良くなるのは当然のことです。
上記理由より、計数率の低いセンサーを使用している機種は少しでも適切な値を計測する為に、計測時間を長めにしたり計測回数を多くするように説明書に書いたり、ファームウエアに補正アルゴリズムを加えたりしています。
公表されている計測値と自分で計った計測値が大きく違い、”どちらを信用してよいかわからない”等の話を良く聞きますが、自分の持っている機種の特性と測定方法の違いで起こっている事象である事がほとんどであると思われます。
たとえばGM管は線量の低いところではバックグラウンド等の兼ね合いで、高めに表示される! 自分のガイガーカウンターは線量が高い、低いに関わらずCPM値を一定の係数を掛けてμSv値を得ている。
このような情報を得ていれば、自分で数値補正を行って納得のいく数値を得られる場合が多々有ります。(線量計の癖といっても良い)
もし測定値が合わないと感じてる機種があるようでしたら、測定方法と癖を一度調べてみてはいかがでしょうか?
信頼できる測定器に化ける可能性が有ります。

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